【相模原市中央区】市役所周辺の桜並木にて倒木の危険がある桜が引退へ。約70年間まちを彩ってくれた桜の様子をレポート

2024年に開催された第51回相模原市民桜まつりの様子
相模原市役所周辺は市役所さくら通りをはじめ桜の名所ですが、市によりますと2025年3月上旬より倒木の危険がある桜(計31本)が伐採されることが決定したそうです。
約70年間地域の方々の目を楽しませてくれた桜の様子(2025年2月下旬)

市役所さくら通り沿いの桜
こちら↑は相模原市役所からすぐそばの市役所前交差点近くの桜です。こちらの桜も伐採対象となっています。
伐採予定の桜にはこのような伐採のお知らせと桜からのメッセージが貼られています。
樹木医による診断の結果、幹や根本に大きな空洞があることがわかり、倒木による事故を未然に防止するために伐採することになったとのこと。伐採後の補植する箇所や時期については今後検討されるそうです。また、2025年3月上旬から順次、伐採作業が行われるそうです。
こちらはさくらの木からのメッセージ。以下に全文を引用します。
「桜並木を守り、未来へつなげるために」
わたしは、さくらの木です。この場所で約70年間春にはたくさんの花を咲かせてみなさんを楽しませ、夏には暑い日差しを避ける木陰をつくって、喜ばれてきました。でも、この前の健康診断で、わたしのからだに大きな空洞があることがわかりました。このままでは近いうちに倒れてしまうおそれがあるそうです。わたしが倒れてしまうと、近くの人やものに迷惑をかけてしまうので、残念ですが引退(伐採)します。今まで、大切に見守ってくれて、ありがとう。

相模原署前交差点の桜

相模原署前交差点の桜の近影(2025年2月下旬撮影)
相模原警察署近くのグリーンプラザさがみはら沿いの桜も何本か伐採対象となっており、対象となっている桜の木を近くで観察するとこのように幹には亀裂がはいっていました。

市道相模原横山の桜並木
市役所さくら通りおよびグリーンプラザさがみはら以外では、市道相模原横山と市道南橋本青葉沿いの桜も伐採の対象となっています。※伐採が決定した桜の詳細な場所は、相模原市からの「市役所周辺の桜の伐採について」で確認ができます。
土木事務所に問い合わせたところ、伐採した桜は桜チップ等として再利用されるとのことです。
春に開催される桜まつりの会場でもあり、安全が第一ですので「約70年間ありがとう」という気持ちで引退する桜たちを見送りたいですね。
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