【相模原市中央区】絵の中で咲き続ける桜たちに会えます。千代田7丁目センター「喫茶去7」にて加藤忠一個展「市役所さくら通りの204本の桜」が開催中です
2025年3月3日(月)より、中央区在住の画家、加藤忠一さんによる個展「市役所さくら通りの204本の桜」が開催されています。場所は社会福祉法人悠朋会 千代田7丁目センターの「喫茶去7(きっさこせぶん)」展示コーナーで、入場無料です。3月31日(月)まで。

「市役所さくら通りの204本の桜」のパンフレット(千代田7丁目センターより画像提供)
画家の加藤忠一さんは福井県鯖江市生まれ。東京大学にて工学博士を取得後、旧新日本製鐵(株)研究開発部門に勤務。鉄鋼研究所長、旧日鉄テクノリサーチ社長を経て、退職後にアクリル淡彩・淡彩スケッチを開始されました。「市役所さくら通りの204本の桜」は昨秋の「富岳360°景」に続く個展で、全ての作品を一同に展示するのは初めての試みだそうです。
昨年2024年の春に花を咲かせてくれた市役所さくら通りの桜は、全204本。”老齢化して伐採される木が増えている。そこで、一つの記録として残したい”、との思いから昨年4月に全本を描き上げられました。
こちらは市役所さくら通りの地図。横山二丁目の交差点から通りを眺めて右側(R)が39枚、左側(L)が31枚で、1枚1枚の絵に番号が振られており、約1キロにわたる市役所さくら通りの204本の場所がわかるようになっています。
どの桜も一つの個性としてポートレートのように描かれています。一つとして同じ枝ぶりのものはなく、それぞれの桜の木が持つ表情が、やさしい筆致で表現されています。
市役所前交差点近くの引退した桜も、絵の中で満開の花を咲かせていました。
会場となっている「千代田7丁目センター」と交流スペース「喫茶去7」について
会場の「社会福祉法人悠朋会 千代田7丁目センター」は昨年2024年7月に千代田7丁目にオープンした施設で、同法人が運営する「ヘルパーステーション千代田」、「デイズ千代田」、「喫茶去7」の拠点となっています。

「喫茶去7」入口
同センターの事務局の方によると、理事長である小林さんの強い想いから、交流スペース「喫茶去7」が誕生したそうです。喫茶去とは禅語で「お茶でも飲んでゆっくりしていって」という意味だそう。地域交流の場として定期的にイベントなども開催されているそうです。
4月からは「相模原の桜巡り 75景」も開催予定

「相模原の桜巡り 75景」のパンフレット(千代田7丁目センターより画像提供)
その「喫茶去7」で、4月2日(水)から4月30日(水)にかけて、加藤さんの個展「相模原の桜巡り 75景」が開催される予定です。加藤さんが2回の春を費やした、桜を描くことの楽しさと、次の子どもたちの世代に繋がっていくように、との思いをこめた作品が展示される予定です。
現在開催中の「市役所さくら通りの204本の桜」の会期は残り約1週間となっています。(※2025年3月23日時点) 引退した桜たちの満開の姿をもう一度見ることもできますので、ご興味のある方は千代田7丁目センター1Fにある「喫茶去7」を訪れてみて下さいね。
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