【相模原市中央区】市内における伝染性紅斑(りんご病)の報告数が過去10年間で最多となっています。妊婦さんは注意が必要

市内における伝染性紅斑の報告数が過去10年間で最多となりました。富士見1丁目にある相模原市衛生研究所内に設置され、感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析し、提供している「感染症情報センター」。2025年5月29日(木)、同センターの「感染症週報2025年第21週(5月19日~5月25日)」で、市内の伝染性紅斑の定点あたりの報告数が2.4となり、市内における伝染性紅斑の報告数が過去10年間で最多となった、という発表がありました。

伝染性紅斑(りんご病)について

【相模原市中央区】市内における伝染性紅斑(りんご病)の報告数が過去10年間で最多となっています。必要な対策は?

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伝染性紅斑(こうはん)は、両側のほほがりんごのように赤くなることから、俗に「りんご病」と呼ばれます。ヒトパルボウイルスB19の感染によって起こり、集団の抗体価が低下し、感受性者が増加する数年に一度大流行を起こすことがあります。

●季節
一年を通して発生していますが、春から初夏にかけて流行することが多いようです。

●好発年齢
幼児から中学生くらいの年代でかかりやすいです。5歳から9歳での発生がもっとも多く、ついで1歳から4歳が多いです。

●潜伏期間
潜伏期間は1週間から3週間です。

●症状
両ほほに、少し盛り上がった赤い蝶型の発疹があらわれ、ほてりやかゆみを感じることもあります。腕やお尻には網状・レース状の紅斑が広がります。発疹のピークは3日から4日目で、1週間から2週間で次第に消えていきます。熱は出ないことが多く、まれにせきなどの軽いかぜ症状をともなうことがあります。関節痛や関節炎は小児では少なく、成人で多く見られます。

※参考資料:相模原市HP「伝染性紅斑(りんご病)」

妊婦さんへの感染に注意

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予後は良好だそうですが、妊婦が感染すると胎児水腫や流産を引き起こす恐れがあるので、妊娠中は、かぜ様症状がみられるお子さんとの接触や人ごみを極力避け、基本的な感染症対策を心がけるなどの必要があるそうです。

お子様がかかってしまったら

【相模原市中央区】市内における伝染性紅斑(りんご病)の報告数が過去10年間で最多となっています。妊婦さんは注意が必要

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市HPによりますと、特別な治療方法はなく、ほとんどが自然に回復するそうです。ただ、日光に当たると発疹がひどくなりやすいので、市ではお子様などがかかった場合、外で遊ぶのを控えるか、帽子などでガードするなどの対策を呼びかけています。

●登園・登校について
相模原市によりますと、「学校保健法では『第三種の伝染病』の『その他の伝染病』に区分されており、『発疹期には感染力はほとんど消失していると考えられるので、発疹のみで全身状態のよい者は登校可能と考えられる。ただし急性期には症状の変化に注意しておく必要がある。』とされている」、とのこと。そのため、登校・登園停止になってしまった場合でも、相模原市では「治ゆ証明書」は必要ないとのことです。

妊娠中は、かぜ様症状がみられるお子さんとの接触を極力避け、基本的な感染症対策を心がけるなど気を付けて下さいね。

※参照資料:感染症情報センターHP相模原市HP「伝染性紅斑(りんご病)」

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