【相模原市中央区】相模原市の「でいらぼっち伝説」をご存じですか? 同伝説をモチーフにした話が漫画『都市伝説先輩』で掲載されました

「鹿沼公園」内に設置されている「でいらぼっち伝説」を伝える看板
相模原市には「でいらぼっち」という巨人の伝説があります。でいらぼっちは雲に届くほどの大男で、富士山を背負って運んできたと語られています。歩いた跡や地団駄を踏んだ跡が沼や池になったとされ、市内のあちこちにその名残が残っていると伝えられています。

「かぬま(鹿沼)」の伝承碑。写真奥の池は、「かぬま」が整備され誕生した「白鳥池」

中央区の「鹿沼公園」付近にあったとされる「かぬま(鹿沼)」も、そのひとつです。現在は「白鳥池」としてその名残を伝えています。

鹿沼公園案内図
こちらの「鹿沼公園案内図」内の、足跡のような形の池が「白鳥池」です。

紅葉が見ごろを迎えた時期の「白鳥池」(2024年11月撮影)
「白鳥池」にはコイやカモがいます。池の周りには春には桜、梅雨の季節には相模原市の花でもあるアジサイ、秋には紅葉が見事な赤に染まり、季節ごとの美しい表情を見せてくれます。池の周りのベンチでのんびり過ごされる地域の方も多く、街中のオアシス的な存在となっています。
「エスポット」付近にも、かつて「しょうぶ(菖蒲)沼」がありました

エスポット前に建つ「しょうぶ(菖蒲)沼」の伝承碑
その他、JR淵野辺駅近く、スーパーマーケット「エスポット」付近にも「しょうぶ(菖蒲)沼」という沼地があったそうで、現在は店先に建つこちら↑の伝承碑がかつてこの地に沼があったことを伝えています。その他、大沼・小沼など(南区)、市内各地にも伝承が残っています。
『都市伝説先輩』で鹿沼公園や淵野辺のまちが登場
そんな「でいらぼっち伝説」ですが、2025年10月頃から「少年ジャンプ+」の人気漫画『都市伝説先輩』で取り上げられ、作品内でも「鹿沼公園」がその名称とともに登場しています。相模原の「でいらぼっち伝説」がどのように新たな都市伝説として描かれているか、ご興味のある方は御覧になってみてくださいね。

漫画をきっかけに、相模原に伝わる昔話や淵野辺のまちの魅力を全国の方に知っていただけたら嬉しいですね。「鹿沼公園」では紅葉がそろそろ見頃の終盤を迎えています。伝説として語り継がれる「でいらぼっち」とあわせて、秋の「鹿沼公園」を散策してみてくださいね。
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