【相模原市中央区】制服の処分に困っている方、制服を必要とする方へ　「学生服リユースさんぽみち」が淵野辺にあります

淵野辺にある「学生服リユース さんぽみち（以下さんぽみち）」をご存じでしょうか？ 「合資会社さんぽみち」が運営する、使用済みの学生服を回収・検品し、必要とする生徒へ低価格で販売するリユースショップです。

廃棄衣類の削減や家庭の負担軽減につながるだけでなく、障がいのある方の就労支援にも活用されており、地域に根ざしたSDGsの取り組みとして注目を集めています。

こちらのような「学生服回収ポスト」が市内各所に設置されています。こちらから不要になった制服を寄付することができます。回収ポストの設置場所は公式サイト内の回収ポストマップにて確認ができます。

利用方法について

同店は、利用者とスタッフの方の安全を守るため完全予約制で運営されています。まずは公式サイトのGoogleフォームよりお問い合わせください。お店によりますと、12月26日（金）以降のお問い合わせは、2026年1月7日（水）より順次対応されるそうです。その他、利用に関する注意事項等がありますので、来店予約の前に必ず公式サイトでご確認ください。

「合資会社 さんぽみち」について

かつて同じ場所で飲食店「おいしい和食とうまい酒　散歩道」（現在休業中）を営んでいた同社の社長は、地域の制服リユース店が閉店したことを知り、「地元の子どもたちの力になれるなら」とその事業を引き継ぎました。今では、市内で唯一の学生服リユースショップ（2025年12月時点）として、地域に欠かせない存在となっています。

制服を再利用することで環境への負担を減らし、経済的に困難を抱える家庭を支援するだけでなく、障がいのある方の働く場を広げたり、制服の査定額にあたる金額を「子ども・若者未来基金」に寄付したりと、さまざまな形で持続可能な社会づくりに取り組まれています。加えて、麻布大学の食堂では子ども食堂を開き、食の面からも地域に寄り添った活動を続けています。これらの活動により、同社は「さがみはらSDGsパートナー」にも登録されています。

物価高騰の影響で進学準備にも費用がかかる今、制服のリユースは心強い存在ですね。制服を必要とする方も、寄付を検討される方も、「さんぽみち」の取り組みに参加してみてはいかがでしょうか。

合資会社さんぽみち様、取材にご協力いただきありがとうございました！